中学受験で大手進学塾をやめるかどうか迷った時はどうする?一時休会を選んだわが子の場合

中学受験止めたい中学受験

親が中学受験をさせたい、子どももしてみたい!と、進学塾に通い始めてみたら…

思っていたよりずっと大変だった!
このまま続けていけるのか?

と、途中で心配になってくることは、中学受験ではあるあるで、ママたちの間でもよく話題になっていました。

体験から感じることは、実際に進学塾に通ってみて始めてわかることも多いので、始めてみたものの途中で止めたくなったとしても、全然恥ずかしいことではないということです。

ただ、既に多くの費用や時間を費やしている場合も多く、後悔しない決断をしたいですよね。

この記事では、体験談をもとに、中学受験を続けるべきか止めるべきか?と迷ったとき、いつ誰が、どのように決めるのがいいのかについて、まとめてみました。

少しでもご参考になり、後悔しない判断の一助になればうれしいです。

学受験をやめたくなる理由は?

受験や塾をやめたくなる理由には、どんな理由があるのでしょうか?
多く耳にした理由は以下の通りです。

どんな理由があるのかな?

子どもの理由
・塾先生やお友達との関係で、イやな思いをしている
・勉強は嫌いじゃないけど、わからなくて、つまらない
・勉強が好きじゃない
・塾より、サッカーや野球など、習い事をがんばりたい
・もっとお友達と遊びたい
・塾に行かないで、他にしたいことがある
・地元のお友達が行く公立校に進学したい
うちの場合は、途中で止めることも視野に、塾を一度休会した後、結局戻ったのですが、
実際に止める決断をした方にお聞きすると、

 

まずは、理由を知るために、子どもとよく話す
    ↓
そして、その理由が中学受験と両立できることか?それとも、もう止めたい気持ちが強いのか?しっかり本音を聞き出して、じっくり話し合うことが、後悔しない決断の前提として、とても大切だということでした。
 
親の理由
・塾の費用が高額
・子どもの成績がよくない(上がらない)
・子どもが勉強しない
・サポートが負担

親も止めたくなる場合もありますよね。

サポートをがんばっているのに、子どもが勉強をがんばらないとか、成績もなかなか上がらない、などサポートのしがいがないな~と思うこともありがちです。

でも、一旦受験をOKしておいて、もし子どもが続けたい場合に親の都合で止めることは、なるべく避けたいところですね。

費用の問題は、あらかじめ6年生まで続けた場合の見積もりを出して検討しておいたり、サポートは出来る範囲で工夫したり、親の都合で止めるのはやむを得ない場合に絞る方がもめないかと思います。

これらの理由を考慮した上で、親も子どもも納得して、受験を止めるかどうかの決断をどのようにしたらいいのか、まとめてみました。

まずは、知っておきたい中学受験の特殊事情ついてご紹介しますね。

中学受験は親も子もストレス?

子どもの勉強の負担は?

子どもが中学受験のために通っていたのは大手進学塾でしたが、驚いたことは、

・勉強内容の難しさ
・量の膨大さ
・塾で過ごす時間の長さ

でした!

中学受験の勉強は、内容が小学校で習うことよりずっと詳しく、難しくて、こなす量も、想像以上に膨大!学校の勉強とは別物と言ってもいいくらいです。

学校の勉強をどんなにがんばっても、中学受験の準備にはならず、この点、高校受験や大学受験が学校の勉強の延長線上にあるのとは全く違うと感じました。

小学4年生の頃はまだ入門的な感じですが、それでも復習には時間がかかります。
ここでしっかり勉強する習慣をつけておかないと、5年生からは、学ぶ内容が一気に膨大な量に増えて大変になります。

6年生ではさらに、塾で過ごす時間も増加して、帰る時間が遅くなっていき…
土日はもちろん、夏休み、冬休みの間も朝から晩まで勉強一色!

お友達と遊ぶ時間や、好きな習い事の時間も削られて、子どもがストレスを感じても無理もない生活でした。

親のサポートの負担は?

中学受験では、まだ子どもが小学生ですので、親のサポートも求められます。

親はどんなサポートをするの?

親のサポート例
・スケジュール管理
・精神面、食事なども含めての体調管理
・プリントや模試の整理
・適時、勉強を見てあげる
・必要があれば、塾への送り迎え
・塾の先生への相談
・受験校選び

など、親のサポートを必要とする場面がたくさんありました。
仕事や家事、下の子の面倒を見たり介護があったり、皆さん日々忙しい中、サポートも楽ではありませんよね。

塾の費用も高額です。

中学受験が、”子どもとってメリットになる、本人も喜んでくれている!”と思えばこそ、サポートや費用の負担があっても応援できると思いますが、子どもと衝突したり、子どもから反発されたりすると、何のためにがんばっているのか分からなくなることも…

子どもも親も負担が大きいので、わたしはよく、中学受験は本当に子どものためになっているのか?と自問自答していました。

止めることは「いつ」決めるのがよいか?

4年生までは、子どもの勉強の負担も少ないので、子どもが止めたいと思い始めるのは5年生以降が多いのではないでしょうか。

わたしの周りでは、お子さんの止めたい理由の第1位は、「勉強についていけないこと」でした。

そして、止める場合には、6年生の勉強が始まる前(一般的に2月)までに決心する方が多かったです。

6年生からは、塾の拘束時間もマックスに長くなって負担が増加し、費用面からも、6年生は特別講習や模試などが増えることにより一気に増加しますので、まだ負担が少ない内に決心した方がよいと考えるからだと思います。

5年生まではまだ習い事を続けている方も多く、受験しない生活へ戻りやすいとも思いますので、わたし個人的にも、6年生になる前をおすすめします。

時間以外の子どもにとってのメリットは?

・習い事を続けながら、塾に通うこともできるので、習い事を止めずにすむ
 (余裕があれば6年生の夏休み前や秋まで続ける方もいましたが)

・塾の勉強についていけていなくても、止めてしまえば関係ない

・6年生からはお友達との時間もとれるので、受験を止めた心の負担も少ない

などが考えられます。

もし6年生になってからでも、本気で止めたい気持ちになった場合

止めたい気持ちが大きいまま続けるには、子どもの負担が大きく、よい結果も出にくいと思いますので、その時点で決断するのも有りだと思います。
塾の先生は、「万が一受験を止める場合には、受験が始まる前に、遅くとも年内には決断した方がよい」とおっしゃっていましたよ。

「だれ」が決めるのがよいか?

ママに相談

子どもの気持ちをよく聞く

最終的に決めるのは、子ども自身にするのがおすすめです。

子どもの人生ですから、最終的には子どもの気持ちを大切にして決めるのが、一番本人が納得できるんじゃないかなと思います。

そうはいっても、まだ小学生で精神的にも未熟ですから、適切な判断ができるか?親としては心配ですよね。

わたしもその点が心配でしたので、時期を分けてや折に触れ、本人とざっくばらんに話し合い、本心を聞くようにしていました。

話すタイミングは、
・4年生で進学塾に入る前
・5年生に進級する前
・6年生に進級する前
・元気がなかったり、成績が悪かったり、勉強をさぼることが続くとき

成績が悪くても、やる気があれば良しとして、サボっていることもちょくちょくありましたが、しばらく続かない限りは、やろうね~と声を書ける程度で対応していました。

一般的に、勉強は分かったり出来たりすれば楽しい!し、分からなくなるとつまらなくなるものです。わからなくなっているようなら、塾の先生にご相談して、対策をうつことでやる気も出て、また続けられるようになることもありますよ。

うちの場合

まず進学塾に入る前に、中学受験のメリットとデメリットを話して、塾に通ってみたいか聞いてみました。
その時は、受験したいと言い、習い事は続けたまま通い始めました。

5年生になる前も続けたいということでしたが、しばらくすると、塾の宿題の量の多さについていけなくなり、話し合いを実施。

一旦休会にして、約3か月お休み(自宅学習は継続)しましたが、やはり続けたいというので、塾の先生にご相談して、宿題の範囲を絞っていただきました。

塾の勉強についていけないときには、早めに塾の先生に率直にご相談して、アドバイスを受けるといいと思います。

友人の体験談

子どもがいっしょに塾に通っていたお友達5人の内、3人は5年生のときに止めています。

中学受験の勉強で、勉強習慣がついていたり、少し先取り勉強をしていることで中学の勉強を余裕を持って始められるなどのメリットもあったと聞きました。

その結果、高校受験では、希望の公立高校や、中学受験のときには手が届きそうになかった私立大の付属高校に合格されていましたよ。

受験は、高校受験や大学受験もありますので、子どもの精神の成長に合わせて、後の受験を選ぶのもいい選択だと思っています。

よく子どもと話し合って、親子共々、納得した上で高校受験に切り替えた方は、高校受験にしてよかった!という声が多数でした。

まとめ

もし中学受験を止めるとしたら、いつ、だれが決めるのがよいのか?について、体験を元にまとめました。

中学受験は、子どもにも親にも、たくさんの負担を強いることになりますので、途中で子どもがはっきりと止めたい気持ちになったときには、止める決断も全然ありですよ!

親としては、がんばって来たのにもったいない…と思う気持ちになる場合もあると思います。
でも、無理やり引き延ばして、後になって早く止めておけばよかった!というケースも目にしてきました。

親も子どもも納得した判断ができるように、

「塾を止めたい」と言われたときには、

・勉強することが嫌なのか
・わからなくなって、つまらないだけなのか
・勉強以外の他の理由があるのか

止めたい理由を、よく話してみることが大切だと思います。

止める判断は、できれば早めの方が親も子も負担が少ないと思いますので、子どもの様子を見ながら、学年の変わり目や、特に6年生になる前には、その後のハードな生活をがんばれそうか、話し合っておくことをおすすめします。

そして、がんばることになったときには、厳しい言葉は塾の先生にお任せして、家ではいっぱいほめて応援してあげてくださいね~

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